真作 掛軸 福永晴帆 三保浦 風情ある筆致 幽玄な風景画 二重箱入 R35やや傷や汚れあり

福永晴帆（ふくなが せいはん）は、日本画家であり、明治16年（1883年）5月15日に山口県厚狭郡に生まれました。
京都で森寛斎に師事し、明治41年（1908年）には伊藤博文に随行して朝鮮、北京、上海を巡遊。
明治43年（1910年）には香港経由で欧州へ渡り、英国のヴィクトリア美術学校で学び、その後パリで水彩画や油絵を修めました。
大正4年（1915年）に帰国後、東京・下谷に居を構え、文展（文部省美術展覧会）に日本画を出品し、入選。
昭和期には内親王方に花鳥画を献上し、東京商工会議所の会議室には「桜と菊花」を描くなどの活動を展開。
また、靖国神社、仁和寺、伊勢神宮、橿原神宮、熱田神宮などにも襖絵を制作しました。
戦後は、昭和24年（1949年）から約10年間にわたり、日本橋高島屋で毎年個展を開催。昭和38年（1963年）1月12日、老衰のため鎌倉市の自宅で死去。
享年80歳。



表具寸法（軸先含む）★約78×145
本紙寸法★約56×47


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